幸福論アラン解釈ロジックツリー
ミーハー
ミーハー
論理的にまとめることが好きなミーハーです!

今回は、ロジックツリーにした「幸福論アラン」を肉付けしました!
ロジックツリーも本記事もぜひ、お読みになり、アランの「幸福論」を学んでください!

目次

はじめに

人類の究極テーマである幸福

便利になったから、幸せ。面倒がなくなったから幸せ。

それは、少し違う幸福だと感じる。

また、経済成長が幸福度と関係がないことは、約50年前の研究で明らかになっている
幸福とは、考えれば考えるほどわからなくなってくる。

世界三大幸福論の一つ「アラン幸福論」

アラン幸福論は、哲学のジャンルであり、文学的で美しく、読みやすい。

残りの2つは、「ヒルティ幸福論」、「ラッセル幸福論」である。

すこし、アラン哲学者について、紹介しよう。

実は、アランはペンネーム
本名は、エミール=オーギュスト・シャルティエ

フランスのノルマンティー地方の哲学者である。

アランの必殺技は、「プロポ」である。
プロポとは、原稿用紙2枚分の短い文章。

今風でいう「コラム」である。

アランは、幸福や文学、経済、美学などの5000を超すプロポをかいた。

それでは、幸福になるための5つの状態である、
メンタル、仕事、生活、人間関係、処世術について、ご覧ください。

メンタル

ネガティブ感情との付き合い方

「情念」に捉われるべからず

情念とは、理性では抑え込めない感情

なんかよくわからないけど、イライラして、気分が落ちる

そのような、人間の想像力を掻き立てるという、特徴をもっている。

例えば、
あの人この間、冷たい反応だったから、自分のこと嫌いかもしれない。
自分がチャレンジしていることに対して、笑われているかもしれない。
痛い奴だと思われているかもしれない。など、

それに対して、アランは、
「情念なんかにとらわれなくていい。落ち着くんだ。」という。
想像力の陰におびえなくていいんだ。

考えるな行動だ

「情念から解放されたければ、考えちゃだめだ。行動しなさい。」と。

例えば、
子供のころの運動会のかけっこは、体に悪いくらい緊張する。
だけど、走り始めたら、緊張感とか不安な気持ちはなくなる。
なぜなら、そんなこと考えている余裕がないから。走り続けるしかないから

プレゼンでもそうだ。話し始めたら、話すしかない。
体さえ動いてしまえば、人はその瞬間、そのことしか集中できない。
だから、この仕組みをうまく利用しろ!

頭を使って、感情をコントロールするのではなく、身体活動、自分自身の態度によって、感情をコントロールする

ただし、「なにも考えれなくなるほど、激しく体を動かしなさい。」という意味ではなく、普段の日常における、表情とか姿勢とか呼吸とか

不機嫌な人とは
不機嫌な表情、不機嫌な姿勢、不機嫌な話し方をしている。

私たちがすべきは、不機嫌な人と真逆な身体活動。お辞儀をしたり、微笑んだり、姿勢を浴したりすればいい。
行動するんだ。

仕事

幸せな労働者になるにはどうすればいいのか

働くものは、最も楽しいものでもあるが、同時に最もつらいことでもある。
自由に働くことは、最も楽しいが、その一方で奴隷のように働くとなると最もつらい

自由に働くとは
労働者自身が自分の持っている知識と経験に基づいて、調整することができる仕事のことを言う。

自分で自分の仕事の出来具合を確かめながら、試行錯誤してみる。
それを楽しいと思っている仕事をやっている限り、それは幸せだ。

人は誰だって、言われた通りの単調な仕事は嫌だと思う。
たとえ、困難な仕事であっても、自分の好きなように考えたり、作ったり、間違えたりできるほうが、好きなはずだ。

上司や監督が横から、口を出し作業を無理やり中断させられるほど、つらいことはない。生き生きと働ける人というのは、自分の仕事を自分で支配することができ、それを楽しめるもののことを言う。

幸せに働きたいのであれば、ほかのだれかの畑を耕しては、いけない。自分の畑を耕しなさい。

自分で自分の仕事を支配できているという実感である。では、会社員では、だめなのかといえば、そうではない。

会社員でも、現時点で持っている知識や経験を使って、自分の裁量で調整できる仕事はいくらでも作れる。

たとえば、
ブログ、YouTube、アフェリエイトなど、ネットの世界に自分の畑を耕す

現代は、自分の努力次第に一発逆転で幸運な労働者になれる時代である。

生活

傍観者ではダメだ

幸福になりたければ、「傍観者」は卒業すべし。

たとえば、
歌を聴くだけとか、サッカーを見るだけ、テレビを見るだけなど、他人がやっていることを見る傍観者

なぜ、傍観者はダメなのか。
それは、他人から得る幸福はすぐに消えてしまうからである。

人からもらった幸福はすぐに消えてしまう。

アラン哲学者は、
「人から与えられた幸福はこの世には存在しない」という。

幸せを人に依存することなく、自分で作り、自分の行動によって、生み出す。

そういう、時間の使い方をすれば、きっと幸せに感情に満ちた人生になる。

人間関係

この世に存在する敵は自分だけ

あなたの敵は、自分自身だけである。

他人に同情してはいけない。憐みの気持ちを持ってはいけない。

人類の禍の一つである「情念」は伝染する。

不機嫌な人から接客されると、自分自身も不機嫌になる。

悲しい、苦しい、イライラする人にあふれかえっている人に対しては、同情しては、いけない。憐れんではいけない。同情すれば、さらに、その人を苦しませる。

悲しい時こそ、苦しい時こそ、明るい友情、希望を与える。

他人の幸福を考えることは、非常に大切でも、一番大事なのは、自分自身が幸せであること。

おぼれている人がおぼれている人を救えないように、

お金のない人がお金のない人を経済的に救えないように、

不幸な人、ネガティブな情念を持った人は、他人を幸福にできない。

処世術

幸福人生の絶対条件

「礼節」・「礼儀」が最強である。

礼儀作法は己の情念を抑えてくれる。

情念の薬といえるだろう。

また、「守」であり「攻」でもある。

さいごに

アランは、信念が曲がらない人であった。湧き上がる情念は、燃え上がる情熱に変えることができる。

どんなに人間が賢くなろうが、知恵をつけようが、未来だけは予測できない。だから、何も知らないはずの未来をけして、恐れてはいけない。

今を懸命に生きなさい。

アンドレモーロアは、アランについて、「現在のソクラテスであった」と語っている。

この内容をロジックツリーにまとめています。
論理的に解釈できますので、見てみてください!

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ミーハー
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幸福は、人それぞれ定義があると思います。
ただし、幸福のベースは、過去の偉人、現代の成功者から得ることができるでしょう。